ドラえもん 最終回①

るぱん

2006年06月24日 11:28

今度はドラえもんを書いてみました。



そーいえば昔、ドラえもんの最終回が話題になりましたねぇ~~~~


みなさん、大変悲しむべきことですが、ドラえもんが終わります。
一部に噂されていた、のび太君植物人間説が完全に否定され、夢のあるドラえもんらしい、終焉を迎えています。ぜひ、一読ください。


 ドラえもんの最終回


 のび太とドラえもんに別れの時が訪れます。
 それは、なんともあっさりと...。
 のび太はいつものように、宿題をせずに学校で叱られたり、はたまた
 ジャイアンにいじめられたり、時にはスネ夫の自慢話を聞かされたり、
 未来のお嫁さんであるはずのしずかちゃんが出来杉との約束を優先して
 しまう、などなど、とまあ、小学生にとってはそれがすべての世界であり、
 一番パターン化されてますが、ママに叱られたのかもしれません。
 とにかく、いつものように、あの雲が青い空に浮かんでいた、
 天気のいい日であることは 間違いないことでしょう。
 そんないつもの風景で、ドラえもんが動かなくなっていた...。


 当然、のび太にはその理由は分かりません。喋りかけたり、叩いたり、
 蹴ったり、しっぽを引っ張ってみたりもしたでしょう。
 なんの反応も示さないドラえもんを見てのび太はだんだん不安になって
 しまいます。付き合いも長く、そして固い友情で結ばれている彼ら、
 そしてのび太には動かなくなったドラえもんがどういう状態にあるのか、
 小学生ながらに理解するのです。その晩、のび太は枕を濡らします。


 ちょこんと柱を背にして座っているドラえもん...。のび太は眠りに
 つくことができません。泣き疲れて、ただぼんやりしています。
 無駄と分かりつつ、いろんなことをしました。できうることのすべてを
 やったのでしょう。 それでも何の反応も示さないドラえもん、
 泣くことをやめ、何かしらの反応をただただ、だまって見つめ続ける
 少年のび太。 当然ですがポケットに手を入れてみたり、スペアポケット
 なんてのもありましたが動作しないのです。
 そして、なんで今まで気付かなかったのか、のび太の引き出し、そう、
 タイムマシンの存在に気がつくのです。ろくすっぽ着替えず、のび太は
 パジャマのまま、22世紀へとタイムマシンに 乗り込みます。


  ・・・つづく


関連記事